【原神】敵の元素シールドについて

アビスの魔術師をはじめとする元素シールドを持つ敵に悩まされてきた人は多いと思います.アビスの使徒などかなり硬い敵は螺旋にもよく登場してきています.
それらがもつ元素シールドについての仕組みを解説します.

シールドの元素消費

まずこちらの記事を参考に,元素付着と元素消費,各元素反応についてある程度理解がある前提で話をいたします.
fumofumobun-study.hatenablog.com

元素シールドというのは下地元素がシールドの該当元素で固定化されていると考えればよいです.その下地元素の元素量を消費しきることができればシールドを破壊できます.
シールドに対して元素攻撃をするということはシールドという下地元素に対して元素攻撃が元素反応を起こしてシールド元素を消費し,残留元素があればそのままシールドが残るという仕組みです.
ただし,通常の下地元素とは異なり,シールドは時間経過によって減衰することは基本的にありません.基本的にないというだけで,ヒルチャール王やファデュイ雷術師,シャドウハスクなどのシールドは自然減少します.
また,元素攻撃でシールドに元素付着をするときに元素税は引かれません.




シールドの元素量

各シールドには元素量が設定されています.アビスの魔術師は12U,アビスの使徒雷と水は36U,炎は72Uの元素量を持っています.
これら以外のシールドは大したことがないので大丈夫でしょう.



シールド元素に対する元素反応

シールド元素に対して異なる元素で元素反応を起こすと,元素を消費するのですがその消費量というのは普通の下地元素の消費量を同じなので,反応倍率によってシールドの削れる量が変わってきます.
おさらいですが,原則等倍で,1.5倍反応と拡散結晶化反応は0.5倍,2倍反応は2倍,感電反応は1ヒットにつき0.4倍です.
ということは,2倍で削ることができるシールドが存在します.2倍反応をもつ炎と氷です.炎シールドは水元素が2倍蒸発なので1Uの攻撃で2Uの消費ができます.氷シールドも炎元素が2倍溶解なので2倍削れます.
逆にそれら以外の元素シールドには2倍の弱点元素が存在しません.



アビスの使徒を効率よく削るには

以上を踏まえてアビスの使徒の対策を考えてみましょう.まず一番簡単なのは淵炎で,水元素が2倍の弱点元素となっているのでシンプルに水元素で攻撃すればよいです.また元素付着クールタイムに注意することにより,別々の天賦による攻撃ないし別のキャラによる攻撃をローテーションしていくことで効率よく削ることができます.どの攻撃が1Uで2Uなのかを把握していくことでさらに効率よく削ることもできます.2Uの水元素攻撃であれば4Uもの元素量を削ることができます.もともと72Uだったシールドの元素量も水元素からすれば実質36Uにまで落とし込むことができます.

問題は紫電や激流です.
紫電の場合,炎による過負荷や氷による超電導を用いるのがよいでしょう.水による感電も有効には有効ですが反応倍率0.4倍というのとヒット間隔の時間が有限なので最速ではないです.
また雷のような怒り4セットベネットによる2Uのスキルで秒速で過負荷をおこすことにより,2U/secで削ることができます.さらにジンによる自身を拡散元とした炎拡散を行えばさらに2.2U/secで削ることができます.拡散の倍率は等倍ですがそれはアビスの使徒を拡散元に拡散を起こした場合の話であって,他を拡散元としてアビスの使徒が拡散先となる場合には増幅された元素量が反応ごとの反応倍率がかかって消費されることになります.なので元素付着しているオブジェクト(グゥォパー)や自身の元素付着,また異元素が付着した敵を拡散元に拡散することも有効な対応策になります.


激流の場合,まず動き回るので氷による凍結で拘束するのが最もおすすめです.特に神里綾華はスキルが2U,また通常重撃ダッシュで付着させることができるので特効キャラですね.甘雨のチャージショットも連続で氷付着でき,重雲は氷付与ができる上に爆発はICD 0の多段氷付着ができます.他にもロサリア(ICD 0)やガイア(2Uスキル/ヒット数の多い爆発)もおすすめです.
炎の場合は0.5倍, 雷は0.4倍の倍率がかかりますが一応削ることはできるので裏から炎や雷元素を供給できるのであれば積極的に利用しましょう.反応倍率は低いですが拡散による増幅ができるのでジンベネットでは1.1U/secで削ることができます.またジンの爆発初撃は2Uなのでベネット→ジンの順に元素爆発を発動することにより,より増幅された元素量で瞬間的に削ることも可能です.感電反応も次点としてはオススメです.




凍結状態のアビス

ひとつ気になることがあると思います,激流を凍結させたときに炎で溶解させれば反応倍率2倍で弱点となるのでは?と.しかし残念ながらそううまくはいきません.
いくらか検証したのですが,凍結状態の激流に対して溶解をおこしてもシールドは全く削れません.
私の仮説では,凍結状態というのは新しく増幅された氷元素量をもった状態にあるのでその新しく生成された別枠の氷元素の消費をしているだけなのかもしれません.
しかしながら凍結状態で新たに氷元素攻撃をしてもシールドは削ることができます.凍結時間は延長されません.
凍結状態がもつ氷元素量と反応してしまうような元素攻撃の場合,まず優先的にこの氷元素量を消費してしまい,本命の水元素シールドの消費をすることが遅れるようです.
激流は膨大な元素量の水元素下地を持っているとみなせるので凍結状態は水元素残留凍結状態とみなせます.
普通の水元素残留凍結状態の敵に氷元素付着をしても再度凍結が起きて凍結時間が延長されるといったことはないですがこの仕様から考察すると,再凍結は起きないが残留水元素の消費は起きているのですかね.
もしこの仕様がなかったとするとアビスの使徒・激流へのシールド削りとして氷元素は,凍結時間がボトルネックとなり最も不適切となります.